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星や空におもいを馳せ、私の体と、宇宙のつながりを知る新月

 

本日、おひつじ座の新月です。

新しい年度が始まって2週間弱、どんなスタートを迎えていますか。
自分がどんな状況であっても、まわりを見渡せば、木々が芽吹き出し、生命はぐんぐんと成長の季節を迎えています。
これから新緑とともに爽やかな風も吹きはじめる時期、自然からパワーをいただきながら、心も体も軽やかに、すっきりとした気持ちで毎日を過ごしたいですね。

今月は、「私と宇宙のつながり」をテーマに、本を一冊ご紹介します。

理学博士・佐治晴夫さんの『それでも宇宙は美しい! 科学の心が星の詩にであうとき』(春秋社刊・1,980)

「この地球にあるものは、みな星のかけら、星の子ども。」

なにかショックなことが起きたり、元気がないとき、ふと見上げた空に、雲に、慰められるような気持ちになったことはないでしょうか。
変に思われるかもしれませんが、私は、小さい頃から悩みを空や木に打ち明けていました。自然は何も言わないけれど、大きな心で受け止めてくれるからです。

本書は、科学や天体、量子の話を交えながら、私たちひとりひとりと宇宙とのつながりについて語られたエッセイ集です。
優しい口調と、ときに詩や小説の引用や陰陽五行説、暦、茶道など、科学だけではない幅広い知識を織り交ぜた美しい文章。
科学の分野とはいえ堅苦しさはなく読みやすいので、どなたにもおすすめできる一冊です。

面白いのが、宇宙や自然の理を通じてみると、わたしたち人間も宇宙の一部、欠片である、と本書では伝えられているところ。

「あなたのかけがえのない存在とはまぎれもなく、この広大無辺な宇宙空間のなかでの一瞬のきらめきであることを忘れないだけの賢明さをもちつづけたいものです。」
 —はじめに(P)より引用

私たちはそれぞれが「個」として存在し、人と関わりあい、考え、悩み、日々生きています。
ところが本書を読むと、視点がいったん地球の外まで広がり、俯瞰的なまなざしで自分を捉える感覚が得られるのです。
まるで、どんな自分でもオッケー、私もあなたも野に咲く花や木々のようにただ「在る」だけで、「生きる」だけでいい、と言われているよう。
誰かに認められなくても、何者かになろうとしなくても、私たちはみんな宇宙の一部であって、違いなんてないのです。

同じ物体を見ていても、人それぞれの感じ方は千差万別です。視覚に限らず聴覚や味覚などの五感についても同じです。となると、私たちは、世界をありのまま見ているのではなく、見たいように見ているのかもしれません。
 —本書(41P)より引用

この宇宙の中に存在する全体の中の「個」として、それぞれの見ている世界はある。ただそれに優劣なんてなくて、どう感じたって、表現したって、自由なのです。
私とあなたは違って当たり前。でも本当はみんなひとつ。
大事なことは、自分の中に「中心」があること。
なんだか安心してきませんか。
宇宙や自然の美しさや素晴らしさに目を向けてみると、そうしたメッセージが散りばめられていることに、本書を読んで気づけることはとても豊かなことだな、と感じます。

日常の中に、私と宇宙とのつながりを感じてみると、心のもち方が少し変わってくるかもしれません。
読みやすく、心が洗われるような気持ちになるので、おやすみ前にちょっとずつ読むのもおすすめですよ。

ぐんぐんと進んでいく日々の中で、本書が気づきのきっかけや句読点の時間となりますように。



【west mountain booksプロフィール】
「私やあなたが本来の自分に戻るための知恵やヒント、きっかけ」となるような、からだやこころ、自然にまつわる本をセレクトしています。
2020年まで7年間下北沢・本屋B&Bの書店スタッフとして勤務し、くらし・からだ・旅・食・日本文化にまつわる棚やイベント企画を担当。並行して2020年より個人の屋号としてwest mountain booksをスタートし、現在は店舗をもたずオンラインショップ、イベント出店をメインに活動しています。情報はインスタグラムをメインに発信中。

Instagram @westmountainbooks
オンラインショップ https://westmountainbooks.stores.jp/
※今回ご紹介した『それでも宇宙は美しい! 科学の心が星の詩にであうとき』は、現在オンラインショップでも販売中です。


Photo by kensuke iwai